国内仮想通貨取引所の手数料比較|無料表示で見落とす費用
取引手数料無料でも総費用はゼロではありません。国内各社の円出金料金と、スプレッド・送付費用を含める比較方法を解説します。
この記事の内容
取引所の安さは、売買から円出金までの総費用で比べます。 販売所の取引手数料が無料でも、買値と売値の差であるスプレッドが費用になる場合があります。1
入金、売買とスプレッド、暗号資産送付、円出金を合計して比較する費用図。
比較するのは5種類の費用
入金、売買手数料、スプレッドと価格への影響、暗号資産の送付、円出金を足します。買って保有する人と、外部ウォレットへ毎週送る人では、負担の大きい項目が違います。
板取引のMaker・Taker料率は、銘柄、取引量、サービス、キャンペーンで変わる場合があります。同じ日時、同じ注文金額、同じ注文方式で見積もりを比べ、未実測の「最安」を作らないでください。
公式の円出金手数料を比較
以下は2026年11月4日取得の料金です。銀行からの振込費用や売買コストを含まず、他の費用まで最安という意味ではありません。
| サービス | 円出金手数料 |
|---|---|
| GMOコイン | 通常無料、大口出金400円 |
| SBI VCトレード | 無料 |
| Coincheck | 407円 |
| bitbank | 3万円未満550円、3万円以上770円 |
| bitFlyer | 三井住友銀行へ3万円未満220円・以上440円、他行へ550円・770円 |
GMOコインには通常出金と大口出金の金額条件があります。bitFlyerの費用は受取銀行で変わるため、金額だけの順位を全利用者へ当てはめないでください。2 3 4 5 1
自分の取引パターンで再計算する
一か月の購入回数、送付回数、円出金回数を決めて、それぞれの費用を足します。仮に407円の出金を4回行うと1,628円、1回にまとめると407円です。ただしまとめる間の保管リスクや資金の必要時期も考慮します。
固定の出金料金は、GSTのような小さな換金額では大きな割合を占めます。販売所と板取引の見積もりを両方確認し、受取数量または受取円額で比較してください。
受取数量を使えば違う手数料体系も比べやすい
料率の表だけでは、スプレッドや市場価格の差まで比べられません。同じ時刻に同じ円予算を入力し、費用込みで受け取る数量を見る方法が役立ちます。送付する予定がある場合は、受取数量から送付費用を差し引いた到着数量まで比べます。
実際に注文しない見積もりでも、時刻、金額、注文方式、対象銘柄をそろえて記録します。異なる日や金額の画面を比較して「常に一番安い」と判断しないでください。市場価格が動くため、一回の比較はその時点の結果です。
販売所と板取引、MakerとTakerを分ける
販売所は提示された価格で相手方と売買する形、板取引は注文市場で売買する形として確認します。板でも、すぐ既存注文と約定する注文と、板に残る注文では手数料区分が異なる場合があります。指値だから必ずMakerになると考えず、各社の条件を読んでください。
| 注文の見方 | 確認する内容 |
|---|---|
| 販売所の見積もり | 支払円額に対する数量、反対売買との差 |
| 板の成行等 | 手数料と数量に応じた価格への影響 |
| 指値 | 料率区分、約定しない可能性 |
| 特別な注文設定 | 意図と違う約定を避ける条件 |
マイナスのMaker料率でも、注文が成立しない、待つ間に価格が変わる、といった可能性があります。手数料の受取だけを利益として判断しないようにします。
円出金までの一往復で考える
購入、保有、売却、円出金という一連の費用を集計します。外部へ送る人は、往復の暗号資産送付や交換も追加します。仮に売買に100円、送付に200円、円出金に400円かかれば合計700円です。この金額は説明用の仮定で、特定社の実測ではありません。
少額の場合、料率が低くても固定費が重くなることがあります。出金回数を減らすと費用は抑えられますが、その間の価格変動や保管、資金の必要時期を考えます。費用の節約とリスクの増加は別に評価してください。
キャンペーン料金の終了を確認する
期間限定の無料、対象銘柄だけの割引、一定数量までの優遇は通常料金と分けます。比較表を保存する場合は、その条件と終了日も添えてください。終了後まで古い料率を使って予算を計算しないことが大切です。
注文直前の確認画面で、金額、数量、料率、受取額を再確認します。手数料表の一般条件より、自分の銘柄とサービスに適用される条件が重要です。本文の円出金料金も確認日の情報として使い、公式ページで再確認してください。
売買回数を増やした場合の固定費を試算する
仮に一回の円出金に400円かかる条件なら、一か月に一回で400円、四回で1,600円です。これは説明用の仮定で、料金表の引用ではありません。同じ総額を扱っても、回数で残る金額が変わります。
一方で、まとめるまで資産を置く期間が長くなれば、価格や保管のリスクも変わります。費用の安さだけで資金を動かす時期を決めず、必要な円資金の予定と合わせて考えます。
この試算は、自分がよく使う銘柄と出金方法ごとに行います。ある銘柄の無料キャンペーンや、特定銀行の優遇を全取引へ流用せず、適用条件を一つずつ確認してください。
よくある質問
Makerの手数料がマイナスなら必ず得ですか?
注文が約定しない可能性や相場変動があります。手数料だけで総収益は決まりません。
送金手数料無料ならガス代も一切不要ですか?
事業者が負担する範囲と、自分のウォレットから送る費用は別です。
手数料はいつ再確認しますか?
注文・送付・出金の直前に、公式料金表と確認画面の両方で確認します。
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出典・確認資料
確認日:2026年11月4日。価格・料金・取扱条件は変更されるため、取引や申告の前に参照先で対象日と条件を確認してください。
